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'09/05/30: 地方議会と国会の大きな違い

 地方議会は二元代表制(行政のトップは直接選挙)、国会は議院内閣制(行政のトップは議会の多数派)というところだ。ここで国会議員と地方議員には大きな活動的な差が生まれる。

 国会議員は他政党と対立を深めると好都合だ。小選挙区制の中では対立を深めれば深めるほど、国民からの理解が得られやすく、勝てば政権という名称の行政のトップを手に入れられる。(そのために連立内閣の可能性という保険を保持する必要はある。)

 地方議員は他政党との対立を深めすぎてはいけない。なぜなら地方議会の対抗相手は行政のトップだ。地方議会が内部で争えば争うほど、行政機関は議会を操りやすくなり、主導権を握りやすくなる。つまり、議員(議会)の力が弱まる。

 与党・野党という思考は、国会の思考だ。行政のトップを自分の内部から選出している多数派が与党となる。地方議会では本質的には与党・野党がない。常に是々非々になるのがもっとも健全な姿だ。

 区長与党とは、選挙で応援した区長の行政運営が円滑であることが望ましいからであって、すべての政策に盲目的に賛成するという意味ではない。議員は、あくまで、議員の力を強めるための努力をしなければならない。

 国会議員は政権政党なら自分が実行者になるから、失敗は自分たちが責任を取る。地方議員は常に他人が実行者の中で説得するから、失敗は行政の責任になる。だから政策実現は常に難しい。

 この差を明確に把握して行動している国会議員・地方議員は、いったいどれだけいるのだろうか?

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