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'08/08/19: 政務調査費関係諸々(4)

 まったく違う記事につけられたコメントがありましたので、あえて記事として取り上げました。権兵衛さま、番組制作者としての率直なご意見ありがとうございます。発言の一部を切り出しているように見えますが、ぼくの記事はたいてい全体の中にそれなりに説明をしているので、一部切り出しでなく引用していただければと思います。mixiでは長く書かないから説明しきってなかったかもしれません。

 続きに、つちや克彦なりの見解を提示しますので、この件についてはこちらにコメントするか、あるいはメールでお寄せください。別の記事内容にコメントしないようにしてください。文中にあるぼくの広報紙については要請があれば送付いたします。



目黒区政務調査費〜土屋議員に反論するのだよ
安呑さんから「mixiに政務調査費関連のトピがあるよ」という情報を受けて
見に行ってきました。

で、ここに目黒区の民主党の土屋議員(政務調査費でバイクを買っていた)からあの反論がありました。あまりにも「なにそれ?」という感じだったのでばっさり反論してみます。

ちなみに彼は僕らの取材に対し「これが通らなかったらすべての政務調査費は通らない」(返還前)豪語しておりました。返還前の11月22日の書き込みでバイクを買っていることを指摘された土屋議員は…

〜mixiより貼り付け開始〜
買ってますよ。それが何か?
見ていただければ「意味」が分かります。
事実を見ないで憶測でものを言うのはダメですよ。

誤報は誤報です。言い訳もしてませんよ。
生活経費など入ってないので何も悪いと思いません。
よって謝るべき理由がありません。
区議会で私以上に正しく使ってる議員、いないと思います。
それぐらいの覚悟でやってます。
〜貼り付け終了〜

ここまで言っておりましたが、後にバイク代は「不適切」であったと返還しています。どういう「覚悟」だったのでしょう?

【つちやの返答(1)】
 これは平成18年12月8日の報道会見で申し上げたとおりです。ぼくが返上した費用は、法令・条例にまったく違反しておりません。ぼくの車両は政務調査活動以外で使うことに心理的に困難を伴うものですが、もしも今後、自分の私物としての乗り物を購入する議員が出ては困る。それならばあの時点で、政務調査費条例の改正・厳正化を進めるためには、乗物自体は自らが規範となるために不適切として返上すべきであると判断しました。

 これらの内容につきましては区内数万戸宛に配布した「つちやの八策(15・16合併号・平成19年3月発行)」に記述してあります。必要ならばご送付いたしますので連絡ください。

 そしてあの時点で、取材がドラマ作りかストーリー作りのためにあえて触れてないもの、議員2名の政務調査費返還命令に応じない議員に問責決議が出され成立したことは、なぜ一緒に報道されなかったのでしょうか。それこそ報道機関側として、番組制作に相当な意図が混じっていた証拠ではないでしょうか。(参考:【自作領収書議員問責】 【偽装納品書議員問責】

 ぼくはそういう報道機関の姿勢に疑問を持ったため、議会で解決すべきと思いながら、条例違反をしている1名に住民監査請求を行い、実際に某議員に101万円を超える返還命令を目黒区に出させました。これもなぜ報道されなかったのでしょうか。

 この某議員は新聞取材に対して返還すると答えながら、選挙が終わったとたんに返還命令取消訴訟をおこし、先日その訴訟にも敗訴しました。ぼくがこの議員のように「悪くないから返さない」と騒いでいれば正しいと思われるのなら、それはあなたの取材者としての姿勢でありご見解だと思います。

 しかし「ドラマ作りに不都合な真実は報道しない」というのが、この政務調査費問題での、一部テレビ取材者側の姿勢だった気がするのは、ぼくのうがった見方なのでしょうか。政務調査費問題を追及するなら、これらの、制作的には不都合な真実も同時に報道すべきだったと、今でも思っています。

 実際、新聞は双方ともしっかり報道しました。泥仕合、と評しながら。まさにそのとおりです。目黒区のものは政務調査費問題というより、中選挙区時代の覇権争いを引きずった、旧自民と現自民の遺恨騒動だったと、ぼくは思ってます。

 そんな中で、ぼくは正しかろうと返上すると決め、実際にこの騒動が起きた議会の一員として、自分の会派の全員で3ヶ月分相当の政務調査費51万円の返上をするよう要請しました。これには会派内で多くの異論がありました。しかし「悪くなければ返さない」というのではなく、「区民から付託を受けた区議会議員として、この騒動を未然に防げなかったことには責任がある」と結論を出しました。なにしろ目黒区議会は平成15年からずっと調査し、改善を進めてきたのに、結論を先延ばしにしてきたのですから。実際に6名、目黒区民会議の議員は51万円以上を返上しています。※参考:政務調査費関係諸々(2)

 ぼくは追及を否定しておりません。ただ公平でない報道につよい疑問をもっています。理解していただけることに期待します。


あのね、普通に考えればバイク代なんて落ちるわけないですよ。僕らが会社に通うのに、通勤と取材にしか使わないからってバイク買っても落ちないですよ。

僕らも仕事がらとっても朝早いときがあって、特に早朝番組とかは朝の3時出社とかなんですだね。毎朝迎えが来るけど、国立に住んでいる友人なんかは「このタクシー代の1割でいいから現金でくれたら、もっと近くに住むんだけど」と話しておりましたが、それはダメなんです。

土屋議員は僕らの取材に対して
「夜遅い会合とかに出かけて、タクシーで帰るよりもバイクのほうが全然安いでしょう。経費の節約になるんです」といってましたが、そんな夜遅い会合って飲み会なんじゃないの?って疑われますだね。僕らだって飲み会の後のタクシー代はおちませんだよ。

税金というのは企業の売り上げとちがって、強制的に徴収されるものなのだから、使い道については納税者の理解が得られないとだめなんですだよ。

少なくとも私的流用が疑われるようなものは購入しないのが原則だと思いますだが、どうなんでしょうか?

【つちやの返答(2)】
 個人の営業車と社用の営業車の認識の違いだと思います。区議会議員は区や政党の看板を背負って広報することも仕事のひとつで、あの車両は広報を兼ねられる移動媒体として利用されていました。ご理解いただけないならそれは見解の相違でしょう。(あのタイプの車両を政務調査費で購入して使っている議員さんは他自治体にも実際におられます。)

 私的流用が疑われるものは購入しないという原則では利用しておりません。それですと、ペン一本ですら購入できません。コンピューターなどもダメになるでしょうし、交通費ですら歩けばいいだろうとなってしまいます。

 政務調査費は裕福でない人が議員になったときに、裕福な議員と活動に差が出ないで、しっかり議員活動をするための政務調査補助費という意味合いがあります。私的流用可能性を全面禁止するなら、お金持ちだけが議員になる資格があるというふうになりかねません。それは間違いです。このあたりについては、超人大陸というサイトのカルショックインタビューの中に、ぼくの映像記事があります。「政調費の正しい使い方」として答えてますので、こちらを見ていただけば分かると思います。

 また、夜遅い会合について大きく間違っています。通常の区民は昼間仕事を持っています。すると相談は夕方以降の夜間か土日休日が多くなります。そして酒が入るなら車両に乗ることはできません。朝4時過ぎに出かける勉強会は普通にありますし、それらをあなたが知らないだけで飲み会だろうと決め付けるのは、ウラをとっているというご発言に矛盾しませんでしょうか。

 あと国立市のご友人のタクシーの件は意味が違うと思います。それは収入が増えれば近くに住んで楽になるといっているだけでしょう。実際に近くになればタクシー代の1割とかもらう必要すらなくなるし、少し話がズレています。


また土屋議員は報道に関してこういうことも言ってます。

〜貼り付け開始〜
TBSや新聞が普通の良識を持っているなら、そのうち訂正報道があるだろうと思います。たぶん、どこかの適当な番組製作会社から買ったのかなとか、個人的には思ってます。
〜貼り付け終わり〜

「適当な番組制作会社」っていうのはなんなのでしょうか?番組制作会社の人間はまともな番組を作れないという風にしか取れません。僕も局の人間ではないのですが、局の人間でないと問題点を指摘するような番組を作っても信用置けないってことなんでしょうか?ずいぶん思い切ったご発言をなさる方です。

【つちやの返答(3)】
 いえ違います。ぼくの相方の両親は番組制作していますので、それなりに知っています。番組制作会社のすべてが適当なのではないと思います。双方の見解を出さないうえに、片側に不都合な真実は報道しないという姿勢を評したものです。報道機関は報道の公平性を重んじると信じていた当時、ずいぶんと取材した内容を好きに切り貼りするものだと思い、苦笑しながら書いた記憶があります。映像の作り方がうまいなあとも感心しながら。新聞と違ってまじめに説明した部分はひとつも映像にされなかったんですから、ぼくの立場ではそう言うのは当然だと思いませんか。

 後日、選挙直前に来られたどこかの取材スタッフに率直にぼくは言いました。「ぼくたちは公人だからどういう報道をしても、それはそちらの自由だ。とめることはない。でも公人にも家族がいることは忘れないでほしい。実際に、報道の中で名前が一瞬でただけで責められてすらいない議員まで、その家族が学校でいじめられるという状況が生まれているのを聞き及んでいる。あなたがた報道する立場の人は、それを理解したうえで、しっかりと公平な報道をするようにお願いしたい。」

 本当に心から、制作したあなたが社会正義のために報道をつくったと仰るなら、それはそう信じているのでしょう。しかし報道された側から見ると、相当に不公平・不公正な番組の作り方をしていたと思いました。そう感じた事実を表明し、自分なりの見解を主張することぐらいは、報道された側にも許されている権利だと思います。

 実際、品川の事例と目黒の事例は天と地ほども離れているものであるにもかかわらず、いっしょくたに映像を切り貼りしてつくった報道だったことについては、制作した方ならば自覚されてるのではないでしょうか。


さらに取材について

〜貼り付け開始〜
インタビューするにも普通に広報課(区長)や議会事務局(議長)を通せば誰も止めません。芸能界のインタビューと同じ感覚と常識で取材していること自体が不思議です。行政機関は正しいルートで取材が来る分には避けません(避けられません)。
 取材するならアポを取るのは社会常識です。まるで目黒区や議会事務局が避けているかのように映像化したのも誤報と言える範囲にはいると思います
〜貼り付け終了〜

僕は経験上何度も行政側から取材拒否されています。さらに今回の目黒の問題で言えば、議長の会見のとき、こちらの質問に答えたくないと、途中で会見を打ち切られました。

【つちやの返答(4)】
 このぼくの記事は区長への突撃取材の部分だったと記憶しています。そして当時、目黒区の広報課に聞いたところ、あの報道で区長が車に乗る時にそのまま出て行ったという映像の際には、まったく取材要請はなかったと聞いておりますが間違いでしょうか。間違いならばご指摘ください。

 また議長についてですが、その会見自体を開かないことを取材拒否というとぼくは思っています。会見が途中で打ち切られたのは議長個人の性格でしょうから、そこまで行政や議会が責任を持つことはできないこともご了解ください。

 11月議会初めの日の取材でしたか。確か事前に議場映像の撮影のアポイントがありました。事前に、何時間も前に、議長判断でテレビカメラの持ち込みはダメだと伝えるよう議会事務局から答えていましたが、なぜか報道ではその場で突然カメラが追い出されたかのように映像が作られていました。これらはどのような理由だったのか、よろしければ教えていただけますか。連絡ミスであったのならば、それで結構です。


また報酬については

〜貼り付け開始〜
報酬は、地方公務員での課長職基本給相当です(43才程度と同等?、管理職手当割増20%や特殊手当等はないので実質はもっと低いです)。もちろん残業・休日出勤手当・退職金などはありません。昇級も、ありません。
 役職手当は副委員長3万円、委員長6万円です(副議長で+20万円、議長で+30万円ぐらいだったはずです)。
 忘年会・新年会に出れば、1杯3000円〜5000円のウーロン茶を飲んで次の場所に移動する。もちろんこれは私の場合「私費」で政務調査費は使いません。出なければ情が薄いなど評されます。
 誰からでも相談を受ければ24時間いつでも無償で相談にのり、できるかぎりの人脈を伝って問題を解決する。交通費も代価ももらいません。代価をもらうと時に利益供与にあたるので金銭は受け取りません。
 少なくとも私はそうしています。もし私と同じように活動したら生活はすごくキツイと思います。政務調査費204万円と言うと多く見えますが、政治関係実質出費で考えると、このペースの活動は確実に年間300万円を超えます。
 政務調査費を使うなと言うなら、要するに、議員は街の仕事なんかしないで家で寝ていろという意味になっちゃうんです。
〜貼り付け終了〜

目黒区のホームページを見ればわかりますが、議員の方々は年に3回のボーナスがあり(議員にボーナスというのもよくわかりませんが)、年収は1000万円を超えます(僕の計算が間違ってなければ…です。もし違っていたら訂正してください)。地方公務員の課長さんというのはものすごく高給なんですね。一般企業の課長で年収1000万円っていうのはなかなか難しいと思います。

さらにこのほかに費用弁償といって1回議会に出るたびに交通費として5000円(土屋議員は政務調査費で買ったバイクで来ているのだから、これいらないですよね?)、出張すればちゃんと日当も出ます。

【つちやの返答(5)】
 公務員給与は正規職員なら、全体平均すれば年収700万円を超えるということが予算書を見れば分かります。行政機関の課長以上は、理事者と呼ばれます。

 通常の企業ですと上から、会長・社長・取締役・部長・次長・課長…となりますが、例えば目黒区の場合だと、区長・副区長・部長・課長、と続きます。課長という役職は、民間企業で言えば公務員の部長が取締役クラス、課長は部長や次長クラスに相当するのではないでしょうか。

 昔の区議会議員は、区の部長クラスと同格の報酬体系だったと聞きます。しかしながら現在の区議会議員は課長クラスと同格の報酬体系と言われます。これは公務員給与は毎年改定するけれど、議員報酬は何年おきかでほとんど改定しないことが理由のひとつです。また市町村合併により3400あった自治体が1800に減ったことも議員報酬減少に拍車をかけています。逆ピラミッド型で引退した大量の議員の年金を、少なくなった地方議員が担う構図ができています。

 あと費用弁償についてですが、ぼくは以前から費用弁償の見直しについて主張しています。ただ、議会にほとんど来ない議員と、議会内で仕事に勤しまねばならない議員との差別化も含め、総合的に検討する部分があると思います。知らないのかもしれませんが、実質年間有給300日を実践し、政務調査費で旅行してたらしい、区長選に出た元議員もいました。なぜこういうものは報道しないのかなと不思議になります。


年間300万円以上かかるからとても足りない、そして生活がキツクなるとおっしゃってますが、冗談のお好きな方です。1000万円から100万円引いて年収900万円での生活がキツイのでしょうか。わぉ〜ですね。それとも金儲けをしたくて議員になったので
しょうか?田中正造さんという政治家のことなどは知らないのでしょうね。

僕も海外取材や休みの日の取材など、企画が通ってなくてもこれは取材するべきと思ったものは勝手に取材しています。当然全部自費です。総額なんて怖いから計算したことありません。でもジャーナリストとして自腹を切ってもやるべきことはやらねば
と思っています。僕だけじゃなく取材で自腹を切っている現場の人間はたくさんいます。みんなより良いモノを作りたいという一心でやってます。

土屋議員にはそういう考え方はないのでしょうね。

【つちやの返答(6)】
 まず最後の1文から。そういう考えでやっているから、ぼくはお金がありません。この明細については直近でぼやいた記事があります。

 つちやの八策(21号・年末年始号・平成20年1月発行)では、ぼくの半期分収支を記事にしました。あなたが調べたのは額面の金額に見えます。紙面の都合上少し簡略化して書いていますが、実際に平成19年5月から9月でかかったものを月平均に直したものです。

 収入:額面616,000円、税引き後の報酬振込額441.100。費用弁償35,000円、政務調査費140,000円。
 支出:国民年金・国民健保・生命保険79,000円、家賃・インターネット174,000、光熱費・電話代・新聞代40,000円、民主党・民社協会30,000円、政治関連会合経費20,000円。政務調査活動費331,300円。
 収入616,100円に対し、支出674,300円。食費等の生活費、人件費、タクシー代は含めていないので、実質では月10万円以上の赤字が普通にあります。そして毎月の赤字分は期末手当で埋めています。

 これは委員長分の加算60,000円が追加されている現状の収支です。基本ならば全体でさらに、月マイナス60,000円となります。…今気づきましたが、自動車関係の保険・燃料費・車検など維持費を入れ忘れていました。これも入ると年間20〜30万円ぐらいがプラスになるといいな、というぐらいですね。さらに選挙費用で4年に1度出費があること、退職金が存在しないこと、失業保険がないこと、銀行の融資なんか期待もできない(家とか、まず買えない)など金銭的に裕福にはなりえないのです。ほんとに、少し調べれば分かるので調べてみてください。資料ならいくらでも差し上げます。

 議員は「自分が良いと思った政策が通る喜び」などの「やりがい」に賭けてやってるものなので、はたから収支計算すると、こいつバカじゃないか、とか思える活動をしている議員もいると覚えておいてくださるとありがたいです。国政では企業献金とか個人献金も集まりますが、政治資金規正法により、ぼくみたいな地方議員は寄付は選挙中とか、後援会宛に年数万円くればいいところで生活とはまったく別の会計です。

 取材の場合は企画が通ってなくてもあとから収入につながる可能性がありますが、ぼくたちの場合は収入には絶対につながりません。そこは結構大きく違うような気がしますがどうでしょうか。


また取材ソースについて

〜貼り付け開始〜
私が誤報と指摘している一番の理由は情報ソースの問題です。 偽メールは情報ソースが問題でしたから似ています。
元区議U氏は過去に区政調査費横領着服で追及されて返還した方。 区議M氏は現在区から政務調査費返還命令を受け、警察に告発されてる方。 現在の目黒区議会で一番逮捕されそうな位置にいるのがM氏+1名で そのM氏がクリーンぽく報道されたら区議会真っ黒け扱いになります。
〜貼り付け終了〜

悪いことしていそうな議員からの情報だから信用するのがおかしいといっているように聞こえます。子供が「あいつの言ったことを信用するのかよ」って言って自分の非を棚の上に上げているように見えてしまいました。僕らだって鵜呑みにしているわけではなく、ウラを取った上で取材しておりますが…。あ、でも局の人間の取材じゃなければ信用しないんだっけ。。

【つちやの返答(7)】
 さきにも申し上げましたが「公正な報道」をしていただきたい。ぼくが悪いと思うならそのように報道するのはもちろん報道の自由の領域です。しかしすべての非を白日の下にさらすのではなく、一部を取り上げて一部を隠す。そういう報道姿勢は公正ではないでしょう。

 この考えは間違っているでしょうか。悪を隠すために小悪を取り上げる、そうぼくには見えました。法令違反とすら言い切れない2,000円程度のボディピローは大きく取り上げ、条例に明確に違反している単年度収支の政務調査費の不法次年度流用1,010,000円余には一言も触れない。それは、本当に正しい報道姿勢ですか。条例違反した議員は正義の味方で、条例には触れていないけれど疑問のある議員は悪の権化。本当にそうでしたか? 少しでいいから、お考えいただければありがたいと思います。

 ウラをとったうえで、明確な事実があっても、制作する番組の姿勢にそぐわない情報は意図的に報道していなかったように見えますが、この点はいかがでしょうか。なぜ問責決議という明確な「目黒区に返還命令が出されていても逆らって返還しない議員」や条例違反という明確な行政犯罪行為で「目黒区から101万円もの返還命令が出された議員」は報道しなかったのでしょうか。

 ウラをとっているというプライドを持って、すべての情報を出すべきだったと思います。こういうものを出さなかった時点で、不都合な真実に目をつぶって、制作番組のインパクトを優先したことにならないでしょうか。ぼくはそう判断しましたが、もし間違いならばご指摘ください。


他にも取材に対して「マスコミは悪いことばかり取材して、いいことしてもちっとも取り上げない」とマスコミ批判をしていました。
いいことするのは当たり前のことで、区議会議員が区のために仕事をしたということがニュースになるような時代になってしまったら、大変なんじゃないかなと思うのですが…。それがニュースになるような珍しいことだってことですもんね。ほんと素敵な考え方をする議員だと感心しました。

他にも「こういった状況をのさばらせてきたのは有権者の投票行動の責任だ」などとお話しされております。その後、ご自身はバイク代を返金なさっているのですが、書き込みはありません。

なんとまぁ、冗談のお好きなお方です。

【つちやの返答(8)】
 いいことをするのは当然だから報道しない。悪いことだから報道する。それはあなたの報道姿勢なのでしょう。それもありだと思います。しかし、がんばっている、まじめな議員はたくさんいます。ぼくがまじめでないと思うなら、全員を引き比べた上で、そのように叩けばいいと思います。この件での報道の問題点で一番大きいのはここだと思います。

 またどの区であっても「住民のために行動している」ため、いろいろな施策を実施しています。そういう施策の中で「これはいい」と思うものについては積極的に報道するのも、報道の責務のひとつではないでしょうか。実際新聞もテレビも普通にやっていると思います。これは議員でも同じだと思います。議員が良いことをするのは当然ですが、「この議員はこんな良いことをしている」と報道すれば、良いことをすれば報道されるため頑張る人も増えるとは思いませんか。

 行政機関がいいことをするのは当然だから報道しないでいい、それは暴論ではないでしょうか。むしろそれは制作側のご意見で「良いニュースはインパクトがないから面白くない」という姿勢なのではないでしょうか。

 ぼくは区議会で情報公開や広報について、いつも言っています。「良いことをしたものは徹底的に褒めるべきだ。そして悪いならすべて公表するべきだ」と。理由は簡単です。良いことをしたら評価される社会にしなきゃいけないと信じているからです。報道というのは、その持っている力を認識し、社会を良い方向に動かすための努力をするべきではないでしょうか。第三の権力といわれるからには、そのぐらいの将来的責任を考えて番組を作るべきではないでしょうか。犯罪報道の結果、類似犯罪が増加したりした事実を踏まえれば、いったいどういう報道が必要なのかは自明なのではないでしょうか。



 これらはぼくの報道への見解なので、まったく違うと思われるなら、それはそれでいいと思います。立場が違えば見解が違うのは当然です。しかしそれぞれの立場の者がそれぞれの立場で最善と思う努力すれば、最終的には良いことになると信じます。
 率直なご意見、ありがとうございました。

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